放課後に部室には千歳と白石ふたりっきり。
「精が出るばい」
「これも部長の仕事やしな」
しばらく沈黙。シャーペンの音だけが室内に響く。
すると日誌書いてる白石の横から千歳が白石のほっぺにちゅー
白石は突然のことにビックリして後ろに仰け反ってしまい、イスの足がバランスを崩す。
千歳が咄嗟に支えようとするがそのまま後ろへ転落。
倒れる白石を庇ってクッションになろうとしたが間に合わなくて、白石の上へ覆い被さる千歳。
視界が天井と千歳の顔に変わる。しばらくの沈黙。
「・・ごめ・・」
両腕で身体を支えながら、申し訳なさそうに白石を見下ろす千歳。
白石は顔を左に背けて千歳から視線を離す。
「・・白石頭打たんかったと?」
「平気や」
身体を起こして、うつむいたまま自分の上に覆い被さっていた千歳を押し返す。
自分から目線を背ける白石がやはりどこかぶつけたのかと不安になって顔を覗き込んだが、すぐに顔を左へ背けられた。
「・・やっぱりどっか打ったんじゃなか?」
「打っとらんって、ええから避けぇ」
白石の立ち上がろうとする動作は千歳の大きな身体で止められる。
なぜか顔を見ようとしない白石に千歳は疑問と不安を抱かざるを得ない。
「白石・・顔上げるばい」
「嫌や・・」
下を向いたまま弱弱しい声で呟く。不安で堪らなくなり両手で白石の顔を触った。
心なしか熱い頬が顔を上げない理由なのかもしれない。
ゆっくり顔を上げてやるといつもの頼りある姿ではなく、ぐっと眉間を寄せて千歳を睨む白石の表情があった。だがその睨む姿に迫力がないのは頬が赤くなっているせいだろう。
「見んな!」
あんな可愛げな表情を見れたのにも関わらず、白石はすぐに顔を下げてしまった。
千歳の胸を押し返していた左手は、自らの口元へと当てられまるで赤くなった顔を隠しているようだった。
その、いつも完璧だった筈の人間の人としての恥らう姿がとても愛しくて思わず見とれてしまう。
「白石・・・可愛か・・」
「はぁ!?」
その時やっとまともに目を合わせてくれた。大きく見開いた疑惑だらけの瞳だったけど、やっぱり頬が赤くて可愛かった。
「キス・・してもよか?」
「おまっ・・さっき人に勝手にキスしといて何今更許可取ろうとしてんねんアホ!」
「あれは本能的にしてしもうたことばい」
「何が本能的にや・・、っ・・!」
言葉を掻き消すように唇を押し付けた。互いの歯が強くぶつかった音の後に白石は眉を寄せる。角度を変えながら何度も何度も唇を押し付ける。
「ふ・・、っ・・ん・・」
苦しそうな吐息混じりの声が漏れる。辛そうに目を瞑りながら整わない白石の呼吸を更に乱していく。
後から殴られても構わない、今はもう止まらなかった。
何を思ったか、千歳が白石のほっぺにちゅー→白石びっくり後ろへ転倒→庇おうとした千歳も転倒→ドサー→白石、千歳に覆い被さられたの巻→顔赤くなったのを隠そうとする白石→心配になって覗き込む千歳→恥らう白石→「白石可愛か・・!」理性オワタ→白石、千歳に無理矢理キスされるの巻→千歳フルボッコフラグ
昼の3時くらいから寝て8時くらいまで寝てたから実は目冴えてるんだ・・
結構元気なんだ・・だけどもう流石に寝る・・明日辛いのでおやすみなさいです。
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