きょうは、たけやくんのどりーむしょうせつを、よんで　なきました　まる

胸がいっぱいで、いっそこんな胸は今すぐはちきれても本望です。私竹谷が本当に好きなんだなあ･･

好きすぎて狂ったように互いを壊してしまって２人以外の世界が見えなくなっちゃう。
でも駄目だと気付いて、強くなることを決心して、お互いを突き放して、離れて、苦しんで
やっと真の自分を知ってもらえる。それで真の愛を築き上げるんですね････わかります。

そして、その方の書かれる五年生の単調なやりとりが理想すぎて、みんな竹谷が好きで、
ああ・・・・竹谷は本当にいい友達を持ったなあって思いました。

毎回思いますが絵描きの方は然り、文字書きの方って本当に神様のようだ。むしろ女神様。
乙女のハートをこんなにも燃え上がらせてくれるんですものね。敬意を覚えずにはいられません。
だって文字だけで人の心を動かすってすごいよ、絵よりもずっとずっと難しいと思うよ。
自分なら、文字なんて大層に書けたものじゃない。ましてや人の心を動かすなんて･････不可能過ぎる！！
久々に読むとすごく美味しいですね・・ああん･･また日参フォルダが増えていくのがしやわせである･･ふふ


それにしても、タイトルが生物委員なのはまさしくその竹谷くんのことなんですが。
生物委員会について、生物について耽っていました。
生物委員会の子達は明らかに他の子よりも「生物の死」を目の当たりにする数が多いんですよね。
ですが誰だって身近の生き物が死ぬことに対して慣れを持ち合わせることはできない訳です。年端もいかない彼ら（特に下級生）が生き物の死を何度も経験するなんて結構酷な委員会だと思いますね今更ですが。

生物委員会に入って初めて生き物が息を引き取る時、下級生は可愛がった動物の死に涙します。
生物委員会にいると、どうしても死を目の当たりにする機会が多いのは当然なことで。
死に対面する度に、悲しみ、涙する。けどそれは絶望の涙じゃなくて、最後まで見守れたという安堵感が混じった綺麗な涙。
生き物の「生死」に対する涙というのは、彼らにとってはいわゆるひとつの壁を越える儀式？であって、
すごく大事なことなんです。それに何度も経験すると嬉しさや悲しみだけじゃないと思います。

「命ある限り終わりは来る。俺たちの誇りは可愛がった生物を最後まで見守る義務が多いことだ」って
ぽんと後輩の頭を撫で、竹谷は死んでしまった動物を優しく包んで山の中へ生物委員会を連れて行きます。
木々の隙間から優しく陽が差し込む暖かい場所、そこには今まで可愛がった生き物達のお墓がたくさんある。
「ミツコは事あるごとにいっつも脱走してさ、捕まったら捕まったで暴れまくってまるで手がつけられなかったよなあ」
「ええ、育てた子供に唾掛けられた気持ちでした」
「あ、わかる。子供育てたことないけど」
散々だったよな、と付け足し、乾いた笑いをして困り顔で掘り起こした穴の中に寝かせる。
誰も喋ろうとしない沈黙の中で砂を被せる音だけ響いて、少しずつ見えなくなっていく元気だった子。
その沈黙を破るように孫兵が大粒の涙を流しながらぽつりと呟くと、後輩達も涙を流しました。
「でも、でも･･私大好きでしたミツコ」
「ぼくも、すきでした」
「ぼ、ぼくも･･･っ」
「うん、俺も」
砂が被った時、皆我慢していた涙をぼろぼろと流してやっとここで泣きじゃくって、ひとつの命とお別れします。
学園の中では決してこんな泣き方はせずに、生物委員会だけしか来れないこの場所で皆で泣くんです。
彼らは委員会の生き物達が死んでいく度に山奥までお墓を造りにきてるのだと思うととても胸がしめつけられるものがある訳で。愛しくて仕方が無いです。
だから孫兵は生き物の死に対して人より敏感だとなんだと思うなあ。
生物美味しい。すっごくかわいくて好きな委員会です。

ああ・・それにしても・・・竹谷は無限の可能性を秘めていますね･･本当すきだ・・